我が家には小学5年生と3年生の二人の小学生がいます。上の子は小学校2年生から、下の子は幼稚園の年長から「スマイルゼミ」をはじめました。
我が家では紙の通信教育「進研ゼミ」や、くもん式も経験しているのでそのあたりとの比較もしていきます。スマイルゼミを3年間続けてきた効果について、良いところ、悪いところも含めてレポートしたいと思います。
また、娘の小学5年生時点での学力検査の結果も画像公開しますので、良かったら読んでみてください。
なぜスマイルゼミを選んだか?くもんや進研ゼミをやめて流れ着く
上の娘は、「宿題へのとりかかり」が遅い子で、勉強習慣がなかなかつかきませんでした。
机に座っても、あちこちに気が散ってしまい、集中して取り組めません。私が大きな声を度々あげて、親子関係がだんだん悪くなってきているようでした。
地頭は決して悪いほうではないのですが、学校のテストもイマイチです。自分の経験上、小学校2年生あたりから、「できる子」と「できない子」の差がどんどん開いていくのを感じていたので早いうちに手を打たないと・・・と考え、まずは「くもん」にいれてみました。
その時の記事はこちら
しかし、くもんは知恵熱事件により結局3か月でやめました。^^;詳しくは記事をご覧ください。
弟は「進研ゼミ」をやりましたが、6ヶ月ほどでやめました・・・。
塾や通信教育から流れついたのが、「スマイルゼミ」でした。
塾や、通信教育にはこんな問題があります。
塾のデメリット
- 放課後に友だちと遊ぶ時間が減る
塾はその場所までいかないといけません。塾の時間の他に往復の時間がかかります。
小学校低学年はまだまだ友だちと遊びたい時期です。「くもん」がある週に2日は、娘は友だちと放課後に遊ぶ時間がありません。
私自身、「勉強は大切だけど、小学校低学年~中学年のうちは思いっきり遊ぶ経験が大切。その経験が後々、受験や勉強をやり遂げる力につながる」という信念のようなものがありました。
2.塾のある日に、用事や風邪で休んでも振り替えがないことが多い
塾のある日は、決まっているため、その日にあわせて予定を組む必要がありますし、風邪で休んだりしても、振り替えがないので、その分の月謝はもったいないなと感じます。
3.塾の宿題を子どもにやらせないといけない
例えばスイミングのように、その日にその場所にいけば良いというものではありません。塾からは「宿題」がでます。学校の宿題さえ、ままならない娘に、塾の宿題をさせることは大変でした。
なかなかやらない娘にイライラして、「早くやりなさい!」と叱りつけてしまうことはしょっちゅうありました。親子関係を悪くするようなやり方ではよくないと反省しています。
「紙」の通信教育のデメリット
学校の宿題すらできない娘には「進研ゼミ」は無理だと思い、やらせていません。弟は、宿題への取り掛かりもはやく「よーし、さっさと終わらせるぞ~」というタイプでした。本人がやりたいというので「進研ゼミ」をやったので、その時の親の感想です。
1.親がタイミングよく丸つけをしてあげなければいけない
弟は、宿題も進研ゼミもパッとやってしまうほうでした。ですが、私は仕事が終わって、夕食を準備し、食べさせて・・・一段落したら、弟のやったチャレンジの丸つけをはじめます。
弟は、もう夕食後はお遊びモードになっているため、間違った問題をやり直しさせたり、説明しようとしても、「ハイハイ、わかった~」とかなり面倒くさそう。
私も、バタバタした日はまとめて二日分、丸つけしたりして、弟はやったことすら忘れています。
紙の通信教育の効果をあげるなら、課題に取り組んだら、すぐに丸つけや見直しを親がやってあげることが理想です。
2.赤ペン先生への提出・・・なかなか出すのが大変。結果が返ってくるのが遅い。
子どもがやった赤ペン先生への提出課題・・「出しておいてね~」と言われるのですが。
会員番号シールを貼って、封をして、ポストにいれて・・・。簡単なようで、なかなか難しかった私です。家の前に郵便ポストがあればいいんでしょうが、出勤時に持って出かけて、そのままバックにいれたまま持ち帰り。「あーー!出すの忘れた」という日が何日か^^;
苦労して(笑)提出した赤ペン先生への課題も、返ってくるのはしばらくたってから。あまり中身を見ずに、プレゼントの応募点数がたまったことだけを喜ぶ弟くん・・・。
スマイルゼミをやってよかったこと!!
どうしたものか・・・と、思案しいろいろリサーチした結果、我が家が選んだのは「スマイルゼミ」でした。スマイルゼミのよい点をあげていきます。
どこでもすぐに勉強をはじめられる
「勉強へのとりかかりが遅い」「集中してできない」娘は、机に座らせても勉強道具を取り出すまでに時間がかかります。始まったと思ったら、鉛筆をおいてなんだか、考え事・・・
スマイルゼミの場合は、タブレットさえあれば、リビングのソファーでも、こたつでも好きなところで、すぐに勉強を始めることができます。この気軽さが「勉強を始める」というハードルを下げてくれたようで、すぐに取り組めるようになりました。
塾に通う往復の時間も必要ありません。旅行に行くときも新幹線の中でタブレットひとつもっていけば勉強できるのです。
鉛筆、消しゴムがいらない。即座に丸つけ。
筆箱から鉛筆をだして削る。まちがったら消しゴムでゴシゴシ・・。問題を解いたら、回答のページを探して丸つけ・・。低学年のうちは、親が家事の手をとめて、丸つけや解説。
こうした一連の作業がありません。こうした時間が省かれるため、同じ時間取り組んでも問題数は多くこなしています。また、瞬時に丸つけが行なわれるため、問題が解きっぱなしということもありません。
多くの問題数を解くのに抵抗感が低い
紙の課題の場合、目で見て問題数や問題がざっとわかるため、くもんのプリントを渡すと娘はそれだけでうんざりしてました。それが、「勉強への取りかかりの遅さ」につながっていました。
スマイルゼミの良い点は、問題数は子どもにもわかるものの、1画面に1問であり、どんな問題がでてくるかは、解き進めていかないとわからないことでした。
そして、ひとつの単元をやり終えないと「スター」という「ごほうび」がもらえないため、問題にとりかかったからには途中で、やめたくなくなるよう工夫されていました。
スマイルゼミで特に良いと思う講座
「計算チャレンジ」「計算ドリル」
「計算チャレンジ」とはたしざん、ひきざん、かけざん、わりざんを制限時間3分以内に何問とけるか、難問連続正解することができるかという課題です。「ピッ、ピッ、ピッ、ピー!」というスタートの合図とともに計算に取り組みます。
計算ドリルはもっと細かい各学年の単元毎の内容(例えば、5年生なら公倍数・公約数など)で、同じく制限時間が設けられています。制限時間を更新を目標に取り組み、更新するとこれまでの記録ベスト3にのります。こどものやる気を引き出すつくりになっています。
公文式や、100マス計算に少し似ている部分があるかもしれません。
弟はクラスで一番先に九九を覚え課題に合格したと、担任の先生に言われました。私は全然教えていません。公文式をやっている子も多い中、意外でした。
姉も弟のほうも、時にはクリアできなくて、イライラしたり、泣きながら取り組んでいることがありました。そして、クリアできた時にはほんとうにうれしそうでした。クリアできるまで、何度もその日の課題として、自動的にミッションとしてあがってきます。
スマイルゼミが自動的にできない問題をその子にあった形で出してくれます。親が問題集をひっぱってきて、この問題やってみたらといっても、「これ、難しいからやだ!」とか言われちゃいますが、スマイルゼミのミッションは親がえらんだわけじゃないのでしょうがないな~という感じで取り組みます。
「英語」と「英語プレミアム」
「英語」は標準講座についており、「英語プレミアム」は月額680円でオプションとしてつけることができます。
タブレット式の学習方法になんとなく抵抗がある方も、スマイルゼミの英語はきっと魅力を感じると思います。
ゲームをしながら、自然と英語が学べる仕組みになっています。うちは英語プレミアムもつけており、かなりの数の英単語を覚えました。こどもたちの耳がとてもよくて、問題をすぐにききとって回答を選ぶことができます。
何より英語が好きです。英語のミッションがでると「やったー!」と喜びます。まぁ、他の科目と違ってあまり考え込まずに、単語を覚えてしまえば耳の感覚で回答を選べますからね。
びっくりするのが発音の練習もできることです。タブレットにむかって発音すると、タブレットがアクセントが合っているかどうか識別します。
「漢検ドリル」「漢字コレクション」
タブレット学習は、「書く」ことが苦手だと思っている方が多いと思います。確かに、書いた文字と違った文字で認識してしまうことがあります。
ただし、それは「正しい文字で書いていない時」です。なので、タブレットで文字入力をする時はむしろ、普段より正しく漢字を書くように意識するようになりました。
「漢字コレクション」というのは漢字の習得度によって、銅メダルや金メダルを獲得できるものです。
学年が終了すると、その学年で習った漢字が全て金メダルになっていると、習得したものとスマイルゼミのほうで判断されたことになります。すべて金メダルになると子供達はうれしいようでした。このように、習得度が子どもの目で見てわかるというのは大きいと思います!
娘は小学2年生の時に、学校の漢字テストで点数があまり良くない事が多く、担任の先生からも、「もう少しみてあげてください」と言われました。
ですが、宿題としてノートに漢字の書き取りをしても、できるだけ大きく書いてかける文字数を減らそうとしてみたり。字もとても汚かったです。私が、正しい文字で書くようにうながしても、怒ってしまいほんとうに大変でした。
スマイルゼミをはじめてからは、自分でもあまり気づかないうちに沢山漢字を書いていたようです。漢字のテストも再テストになることはなくなり、どんどん自信がついていきました。
スマイルゼミのデメリット
自動採点がメリットですが、親が全然介入しないと、子どもの学習の進度がわかりません。
「みまもるネット」というスマイルゼミのサイトにログインすると、子どもの勉強の進度や、勉強時間、点数などをみることができます。また、ラインのようにこどもとトークする機能もついていますので、忙しいママさんも、仕事の昼休みなどに進度を確認したり、メッセージを送るとより効果があがると思いますよ。
たまに、弟が難しい問題の時に答えをうつしていることがあります。^^; ただ、小学校の教員をしている先輩ママさんからは「答えをうつす」というのも勉強にはなっているよ、とも言われました。
それと、二人ともとにかく「計算が速い」のですが、あまりに「速く解く」ことばかりに集中してしまいうっかりミスをすることがあります。
計算チャレンジや計算ドリル以外は「ゆっくり解こうね」と声かけするようにしています。
落ちこぼれになりそうだった娘の変貌ぶりがすごい
小学2年生の時、担任の先生にも心配されていた娘です。今どうなったか・・・。
まず、宿題もすぐに取り組めるようになり、学習習慣がついたというのがすごいところです。
また、こちらが夏の個別面談で先生から渡された学力検査の結果です。
「いい成績です」「中高一貫校を受験するか考えてみますか」と言われました。応用力もついていたようです。
ちなみに、算数の不正解は1問のみでした。
小学4年生頃から「私、クラスで成績いいんだよ」「このテスト、私が一番できた」「クラスで計算が一番速かった」などとは、本人から聞いていました。
ですが、正直、公文や塾、進研ゼミやZ会をやっているお子さんも多い中、スマイルゼミだけでどこまで通用するものか・・・と半信半疑でした。結果、スマイルゼミのおかげで学習習慣がつき、しっかりと基礎力、応用力もついていたことがわかりました。
ですが、中高一貫を受験するには、4年生から塾に通っている方がほとんどですよね。うちは受験をするつもりではなかったので準備をしてきませんでした。作文対策も必要ですしスマイルゼミ1本では、難しいように思いますので、受験するならプラスアルファを検討しています。
スマイルゼミの続けかた
我が家では「スマイルゼミのミッションを4つと宿題を終えたら、テレビやゲームをしていいよ」というルールにしていました。そして、ここ1年はミッションを7つ終えたらと、課題を増やしました。4つでは10分以内で終わってしまうからですし、まだ余力があると判断しました。
本来なら宿題→スマイルゼミ(自主学習)という順番でやるのが正しい学習方法だと思うのですが、こどもたちはスマイルゼミ→宿題の順番でとりかかっていました。
やはりスマイルゼミのほうが、勉強のとりかかりのハードルが低いようです。それに、スマイルゼミは、ミッションに取り組みスターを獲得すると、スマイルゼミに搭載されているゲームができます。
スマイルゼミのゲームは10分に設定してあります。親がゲームの時間を設定できるのはいいですね。
スマイルゼミを始めたからといって、どの子も放置すればやらなくなるかもしれません。スマイルゼミを終えたら「遊び」という一連の流れをつけないと、学習習慣をつけるのは難しいと思います。
小学校のうちは、勉強に抵抗感をなくし、基礎学力をしっかりつけること、学習習慣をつけること、他のこどもと遊ぶ時間や、自由時間も確保しつつ、心身の健康も育むことが大切だと思います。
そうした意味では我が家は、スマイルゼミがあっていたと思います。参考にしていただければ幸いです。
興味をもった方は、資料請求をしてみてくださいね。