間取り変更のリノベーション~リフォーム業者選び~

中古住宅・DIY
昔ながらの独立型キッチン

築28年の中古住宅を購入した我が家。中古住宅でも、リフォーム&リノベーションで、自分好みのすてきなおうちに生まれ変わります。今回はリフォームをするにあたりスタートとなる業者さん選びの記事になります。

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こどもたちの様子が見えない。昔ながらの独立型キッチン。

中古住宅を購入した場合、住む前にリフォームをすませるというお宅が多いと思うのですが、うちの場合は、「実際に住んでみて、不便な点などをみつけてからとりかかろう」ということになりました。すみながらのリフォームも大変なのですが、その記事はまた今度・・・。

 1ヶ月ほど住んでみて不便に感じたのはやはり独立型のキッチンです。こどもたちはリビング奥の和室に勉強机を置いていました。けんかをして泣いていても、全く様子が見えません。更に、キッチンのとなりにあるダイニングとリビングの間には壁とドアがあります。寒いときに暖房をつけても全体が暖まらず、それぞれの部屋で暖房をつけないといけません。

 更に、お風呂や洗面所に行く際にこどもたちはキッチンを通り抜けていくため、調理や片づけをしているときに窮屈に感じました。

対面キッチンにしてリビングダイニングとつながりをもたせたい!

対面キッチンにしたい!という希望がむくむくとでてきました。ですが、図面を確認するとリビングとキッチンの間の壁の中にはバッテンの筋交いがあります。対面キッチンにするには、この筋交いをとりのぞかないといけません。

柱や壁をいじるような大掛かりなリフォームは費用もかかるだろうし、耐震的にも心配だったので避けたほうがいいと思いました。どうすれば納得のいくリフォームができるだろうとネットでいろんな事例を探してみる日々でした。 

↑実際に工事をはじめたら、図面どうり壁の中から、バッテンの筋交いがでてきました。

ホームプロの利用

どこの業者さんに頼めば良いか、全くわからず、「ホームプロ」を利用することにしました。1か所だけにお願いするのではなく、金額が適正かどうか比較検討できると思ったからです。

ホームプロのホームページで、予算と希望するリフォームの場所を入力すると、12社の会社から、ドサッとメールが来ました。あまりのメールの多さにびっくりしました。その中から2~3社にしぼりこんで、自宅への現地調査をお願いするのです。

自社のアピールポイントや、施工例など、最初の数通は熱心に読みましたが、10社以上ともなると流し読みになり。。。 評価が高かった業者さんA社と、まだホームプロでの実績はないが自社の製材所をもつB社の二つを選びました。

相見積もりをお願いする場合、どの業者さんにも同じ条件でお願いしてみて、価格を比較するのがホームプロ等を利用する場合の利点です。ただ、この時点で、どのような工事をするのか、私の中で定まっていなかったため、結局は価格ではなく、それぞれの業者さんの対応や、提案力で決定することになりました。

ホームプロで依頼した業者さんそれぞれの印象

A社 小さな工務店社長さんが直接見積もりにきてくれる。レスポンスが早い。職人さんでもあり、フローリングのリフォームを相談すると、「フローリングの重ね張りは簡単で価格も安いが数年たつと状態がよくない事例をみている。できれば張替えをしたほうがよい」という営業&職人さんもやっているからこその意見を言ってくれます。

ただ、私が「L型キッチンはどうでしょう?」とたずねたときに、「L型?」と初めてきいたという反応だったので、うーーん?この業者さんで大丈夫かな。という思いを抱いてしまいました。あと、相見積もりをお願いしていることを伝えると、反応がよくなかったのも気になりました。

B社営業担当者は職人さんではないのですが、非常に知識が豊富で、1質問すると10返ってくるようなかたでした。家の図面をみて、古い家ながらも断熱材が北海道並に良いものを使用していることや、樹脂サッシや複合ガラスを使っていること、玄関ドアもスウェーデン製の良いドアを使用していることなどを丁寧に説明し、とても信頼のおける方だと思いました。

ただ、問題の筋交いが前にあるキッチンはできれば、筋交いを生かした形でリフォームをしたほうがよいとの提案でした。費用を抑えるためが理由です。対面キッチンの目の前にバッテンがあるキッチン・・・やはり美観的にどうかなぁと迷うところでした。

ホームビルダーのリフォームのオープンハウス

A社、B社の見積もり結果を待つ間に、家にたまたまはいってきたチラシが目に留まりました。

全国的に有名ではないものの、そこそこ知名度のあるホームビルダーC社が、リフォームしたおうちをオープンハウスとして一般のお客様にみせてくれるというものです。

大々的にチラシを配っている時点で、「なんか広告費にかけていそうで、工事をお願いしたら高く付きそう・・・」と思ったのですが、リフォームしたおうちを実際に見れることが魅力で、夫もみてみたいと乗り気だっただめ、行ってみました。

実際にいってみると、説明してくださった営業の方がとても感じがよく、質問に丁寧に答えてくれました。夫がリフォームを考えていることを伝えると、うちにも提案をさせてほしいとのことで早速、現地調査に来ました。

大手ということもあり、営業担当だけでなく、設計担当者や床下を専門にみる人、屋根裏にもあがる人などもきて丁寧にみていきました。

家の悩みを伝えると、「いろいろ考えて見ます!」と自信満々に帰っていたのでした。

決めたのはホームビルダーC社

C社は3Dで作成した我が家の新しい間取りを2パターンほど作ってきました。

筋交いを残して、構造をいじらない間取り←一番安い

筋交いを取り払い、リビングダイニングをつなげてひとつの部屋に←価格が高いが理想の間取り

営業の方と、設計担当の方がいらして、新しい柱や梁をつければ、筋交いをとっても耐震的に問題がないことを丁寧に説明されました。

やはり、金額はかかっても間取りにはこだわりたい!という思いが強くなり、結局C社を選ばせてもらいました。

決め手は何なのか・・・

単純にお風呂だけのリフォーム!とか洋室のクロスの張替えなどしっかり決まっていた場合、ホームプロを利用すると、相見積もりの結果をみて比較すればいいので、とても便利かもしれません。

ですが、うちのように間取りも大きく変更するといった場合、ホームプロに登録している業者さんはそこまで実績があるのか疑問でした。

柱をとって、耐震の問題がでて欠陥住宅になるのは怖かったです。自社で家をしっかり建てていて、耐震の計算をできる設計士のかたもいて・・・となると、ホームビルダーのリフォーム部門にお願いすると安心だと思いました。

リフォームができる会社にもリフォーム専門業者、地元の工務店、ホームビルダーなどいろいろあり、特色があると思いました。ホームビルダーは工事費が高くつくかもしれません。ですが、何かあったときの対応がしっかりしていますし、提案力があります。

ちょっことした部分リフォームはホームプロを利用して、全体的な大規模リフォームは住友不動産の新築そっくりさんなどのホームビルダーが母体の大手が安心かなぁと私は思いました。

工事の様子や、対応なども今後紹介していきたいと思います。