家計の中で、気をつけ方次第で大きく変動するのが食費です。私も今までいろんな方法を試してきました。特売日に買い物に行ったり、業務スーパーなど安いスーパーで購入してまとめ買いしたり・・・。
今回は主婦の経験値に関わらず、誰でも食費予算を守れる方法について書きたいと思います。
どこでどんな風に買い物をするか
食費の節約・・といっても、買い物の仕方や、節約料理のレパートリーの多さ、食材の選び方などいろんな方面からの切り口があります。
その中で、最も節約への最短距離が、「どこでどんな風に買い物をするか」だと思います。
買い物をしながら暗算するのが得意な主婦だったり、節約料理のレパートリーが多く、安売りされている食材をみて、瞬時に「アレとコレと、ソレが作れるなぁ」と頭に浮かぶのは、優秀な主婦だと思います。そんな優秀な主婦はどんなお店で買い物をしても、家計に占める食費をおさえることができるのだと思います。
でも、そこまでの領域にいくまではある程度の主婦としての経験や年月が必要になるでしょう。
新米主婦だったり、何年たっても食費をおさえることができないという主婦の方に私がお勧めするのはネットスーパーでのまとめ買いです。
特売日にスーパーに行ったり、コストコや業務スーパーにいって起こりがちなこと・・・。
大手スーパーでやっている火曜市など特売日にいくと、店内は活気にあふれ「特売」の文字が目に付き、「お得なときにまとめて買っておこう」とあれもこれも買い物かごにいれてしまいがちです。
レジでお金を払う段階になって「あ、ちょっと買いすぎたかも」と思うこともしばしば・・・。
「でも、お得に買えたからいっか!」と、得した気分で家に帰ります。そして、また翌週も特売日に買い物に行き、大量に購入・・・。先週たくさん買ったから、今週はおさえておこうと思っても、また違う商品が安くなっていて、ついつい買い物かごに・・・。
こうしたことは、コストコや業務スーパーなど、安く大量買いできるところでも起こりがちです。
ネットスーパーは冷静に買い物ができるため予算を守りやすい
こうしたことを防ぐのがネットスーパーです。
ネットスーパーはイオンや西友、イトーヨーカドーなど大手のスーパーがおこなっているサービスのため、「高い」イメージがあります。
また、自宅まで届けてもらえるので「ちょっと贅沢」なイメージもあるかもしれません。
ですが、最大の利点はネット上で買い物の合計金額を確認しながら買い物できることにあります。「特売」の文字や、商品かごに群がる人の様子にまどわされることなく、自宅の静かな部屋で落ち着いて買い物をすることができます。
買う予定になかったものまでに手がのびてしまうことも避けることが出来ます。
そのため、今日の買い物は7000円!と決めたら 一旦、買い物かごにいれたものでも、清算をするまでは吟味して増やしたり減らしたりして、7000円以内におさめることができます。
冷蔵庫がからっぽになってから、買い物をする
毎日買い物にいったり、2~3日おきに買い物にいったりする方も多いと思うのですが、私が15年間、節約系の主婦雑誌や、書籍をみて学んだ結果、できるだけ買い物の回数は少ないほうが食費は減る!という結論でした。
毎週の特売日や決まった曜日を週に1度の買い物日と決めていると、翌週の同じ買い物日にまだ冷蔵庫に生鮮食品が残っていることがあります。
きちんと、在庫管理ができる主婦ならいいのですが、冷蔵庫にあるのを忘れて同じものをかってしまうことがあります。いくら安く購入できても「無駄」になります。
なので、特売日にまどわされることなく、ネットスーパーで購入したらとりあえず1週間は買い物しない!と決めた上で、1週間後に冷蔵庫に食材が残っていたら完全にからっぽになるまで次の買い物はしないほうがいいです。
冷蔵庫が空っぽになってから買い物に行くことでのメリット
冷蔵庫が空っぽになってから買い物に行くと食材の無駄をなくすことができるのはもちろんですが、新米主婦はメニューの幅を広げる力が自然とついてきます。
冷蔵庫にコレとアレしかない・・・となったときに、メニューに困り買い物に行くのでは、節約にもつながりません。
今は便利なスマホの時代ですから、残っている食材を検索メニューにいれれば、何かしら作ることができます。そして、完全に食材がそろっていなくても、別のもので代用したり、その食材は省いて作る・・というようなこともできるようになります。
同じ宅配でも生協などの宅配サービスは1週間後に冷蔵庫が空っぽになっているとは限らず、新米主婦には難しいと思います。「明日、食材が届くから今日のうちに、冷蔵庫の中のものを処理してしまおう!」と無駄に食品を消費することにもなりかねません。
ネットスーパーでのまとめ買いは時間とガソリン代の節約にもなる
1回の買い物にかかる時間はどのくらいでしょうか?それは月に何回でしょうか?
買い物回数が少なければ、食品の陳列棚で商品を見定めている時間や往復のガソリン代などの交通費の節約になります。浮いた時間で、子どものおやつなどの節約メニューを作ってもいいですし、自分や家族との時間、休息の時間にあてることもできます。
同じ金額なら、ネットスーパーより安いスーパーで買ったほうが沢山買える?
「同じ金額をだすなら、ネットスーパーより安いスーパーで買ったほうが沢山買える」というのは真実です。
ただし、これは先ほど記述したように、買いすぎないように自制心がきき、買い物かごにはいっている食品の合計金額が常に計算できる優秀主婦の場合です。
また、そもそも食品をそんなに沢山買う必要があるのか??というのも、また別の問題としてあります。
例えば、30~49歳女性(1日の大半を座って生活し、筋肉運動などしない状態)の場合、1日にとりたい肉や魚は100g程度です。参考までに・・とりもも肉1枚が250g、鮭の切り身1切れで100gです。
どうでしょう?食べ過ぎていませんか?
例えば朝にハムエッグにソーセージを1~2本つけて、お昼にミートソースパスタ、夕食に鮭のムニエル・・・・完全に100gオーバーでとりすぎていますね。
一日に必要な食品量についてはまた別記事で書きたいと思います。
必要な量を、必要なときに、ネットスーパーで吟味して購入するのが節約への近道
最近、ネットスーパーでは配送料が購入金額に関わらず、プラスするところも増えてきました。
私はそれでも、食費がかかりすぎて困っている方にはネットスーパーで購入することのメリットのほうが大きいと思います。
安いスーパーで沢山買って、なんだか得した気分・・・でも、ほんとうに得しているでしょうか?
ご自分や、お子さんはダイエットが必要な状況にはなっていないでしょうか。食品庫の片隅に消費期限が切れそうな食品や、節約レシピに役立つ乾物は眠っていませんか。
食費が毎月予算オーバーされる方の参考になれば幸いです。