【公文式の評判】公文式にこどもを3か月通わせた体験談

塾・習い事

当時小学校2年生だった娘が公文式に通ったのはわずか3か月でした公文式に通わせて良かったこと、やめてしまった理由をお伝えしたいと思います。公文式に通うかどうか検討中の方に。こんなケースもあるんだなと読んでもらえれば幸いです。

スポンサーリンク

公文式を始めた経緯

娘が小学校2年生に進級するタイミングで、夫の転勤で転校することとなりました。転校先は、全国学力テストでトップをとる優秀な県です。しかも娘の学校はモデル校にも指定され、全国から視察にくる先生達がたくさん来るような立派な小学校でした。

転校して1、2ヶ月経った頃・・・娘から「おかあさぁーん。算数の授業でプリント終わるの私がクラスでいちばんおそいの~」と言われました。

転校前の学校では割と成績はいい方だと思っていたのでびっくりでした。プリントができた順から休憩にはいるという流れのようで、クラスでいちばん遅いのが一目瞭然のようなのです。

私自身、子ども時代に算数が苦手で小学校2年生あたりから同級生と差がついていたのを感じてました。

私「くもんいってみる?」 娘「くもんいくもーん♪」

‥実際の会話のやりとりです(笑)

CMで楽しそうなイメージをもっていた娘はノリノリで公文にはいりました。

公文式にはいってみたら・・・あれ?CMとちがう

娘と体験入会1日目。行ったところは普通のお宅、先生は60歳過ぎでしょうか。畳の部屋に正座で先生と1対1。今がどのくらいの学力かチェックしてくれました。「そんなに遅れているわけではないので大丈夫ですよ」と、ベテラン風の女の先生でした。正座に慣れていない娘はつらいようでモゾモゾ・・。

とりあえず、入会をすることにしました。「これおうちでやってきてね」と渡されたプリントがドッサリ。

家に帰ってきて・・・娘にどうだった?ときいてみると。

「テレビでみてたのとちがってた。たくさんおともだちがいて楽しいところだと思ってた」

私は当時、フルタイムで仕事をしており、新しい土地での仕事で自分がいっぱいいっぱいでした。こどもの勉強をみてあげる余裕がなく、「家でみれないので塾でみてあげて」という丸投げ状態のダメ母です。学校の宿題がたくさんある教育熱心校で、娘は学校の宿題すらこなせてません。更に公文のこの宿題・・・。

公文式は、家でコツコツやるのが前提の勉強法ということすら知らなかった私のダメぶりを思い出します。

公文式を始めてから娘の様子は??

くもんのプリントの内容はとても簡単で、スモールステップで作られています。「取り掛かりさえすればすぐ終わる」 内容です。さすが公文式という感じで、これをコツコツやりさえすればしっかりと計算能力がつくなと思いました。

ですが、うちの娘はこの「とりかかるまでに時間がかかる」ので、学童保育でくもんのプリントを終わらせてくるよう言ってもやってこないため、家で私がストップウォッチを使いながらやらせていましたがなかなか習慣づきませんでした。くもん以外に学校の宿題もあり、娘のこなせるキャパを超えていたのだと思います。

やめるきっかけの「知恵熱事件」

私はくもんのプリントを娘にやるよう声を荒げるようになり、疲れてきました。「ぜったい、学童でくもんの宿題やってきなさいよ!」と強く叱った日のことです。仕事が終わり娘を学童に迎えにいくと、娘は赤い顔をしてボーっとしてました。

学童の先生が、「きょうは学校の宿題とくもんのプリントを一生懸命やってました。今、気がついたのですが熱があるようです」

鼻水も咳もでておらず、熱だけ・・しかも翌朝にはケロリと解熱しました。娘は処理能力を超えて勉強を強いられた結果、知恵熱がでたと思いました(冷汗)

この出来事で私はとても反省し、わずか3か月でくもんをやめました。

娘の成績はどうなった!?

やめてしまったくもんですが、なんとくもんに入会したたったの3か月間で、娘はクラスのおともだちに追いついたばかりか、追い抜き、「算数が得意になった!」と喜んでいました。

くもんに入会して算数の苦手意識が消えて自信をもって授業にのぞめるようになったのはほんとうによかったと思いました。算数は一度つまずくと、次の内容にも響いてくるので、苦手意識を持ち始めたら早め早めに対処はしたほうがいいと思います。低学年のつまずきが、高学年に影響しますからね。

私の経験の反省点から・・・・公文式への入会を考えている方へ!

☆公文式は教室によって雰囲気が違うので、近さだけで選ばない。

 公文式はどこの教室も同じと思うと間違いです。娘の教室は学校からの距離が近いのですが入会している子どもはとても少なく、もう少しはなれた人気の公文式に同級生が沢山通っていたと後から知りました。転勤したばかりで情報収集が足りませんでした。お友達が沢山いれば娘もお友だちと競ったり、楽しく通えたかもしれません。

☆低学年のうちは、勉強の習慣がつくまで親が時間の設定や声かけなどをゆとりをもってできるかどうかが大切。

 私のように、自分が子どもの勉強を見れないから代わりにみてくださいという態度ではダメダメです(反省)。くもん式は家庭学習ありきの塾です。くもんの先生ともマメに連絡をとり、宿題の分量を調整するなどもできたようですが、私は怠りました。。。

☆公文式をずっと続けることも大切だが、短期間の入会でも学力アップにはつながる。

例えば、経済的にずっと続ける余裕はないけど、学校の勉強についていけなくなってしまっているという時にお子さんを数ヶ月でもいれるのもいいかもしれません。はいることで確実に変わるんだということがわかりました。

夫の職場でも東大や京大をでているような上司は「子どもの頃、公文式をやっていた」という方が多いです。東北大に息子さんをいれた方は「学校の宿題をやらなくてもいいから、公文式の宿題はやらせたほうがいい」とまで言ってました。

息子が「公文式に行きたい」と言っているので、行かせるかもしれません。息子は宿題へのとりかかりも早く、勉強の習慣もついています。いまだに宿題のとりかかりが遅い娘は「私はくもんはいかない」と言ってます。

こどもの性格や家庭の状況にもよると思うのでそのあたりを考えて選んでください。

ちなみに娘はその後、スマイルゼミをはじめて変貌していきました。その記事はこちら。