我が家は小学生2人と夫婦の4人家族です。ずっと家族4人で過ごせれば理想ですが、転勤にともない問題となるのが「こどもの転校」です。子どもにはどのような影響があるのか?いつまで子どもの転校を繰り返すのか?妻子だけ定住するならどこに住むのがいいのか? 私もいろいろ考えました。我が家のケースをご紹介します。
我が家の家を購入したタイミング
我が家は、上の子が小学校4年生になるタイミングで中古住宅を購入しました。現在は家族全員で過ごしていますが、近いうちに夫が転勤となれば単身赴任になると思います。
「小学4年生頃から、女の子は友達関係が難しくなる。小学校4~5年生頃からは転校させないほうがいい」と夫が同僚から言われたことがありました。夫の職場ではなんとなくその頃からパパが単身赴任になるパターンが多いです。
夫の上司は高校生になった娘さんから「お父さん!私の人生、返してよ」と言われ、深く悲しんだそうです。娘さんは転校で学校生活がうまくいかなくなったと悩んでいたようです。
先輩の転勤族ママからは、「転校をきっかけに子どもが不登校になった。小学校6年生で転校してなじめなかった」とききました。
そうした先輩たちのお話から、我が家は「小学校4~5年生までに定住」と決めていました。
こどもにとって「転校」は?いい?悪い?
私の母から「尾木ママが、『こどもにとって転校はできるだけさせないほうがいい。こどもにとっとは、昔と違って今は精神的負担が大きすぎる』と話していたよ」ともききました。
子ども時代に転校を経験した友人に「転校ってどう?」ときいてみると・・・。
友人A 「あちこちいけて結構、楽しかったよ」
友人Aは転勤族であったものの、小学校5年生を最後に定住。4年生頃までの転校は楽しい想い出で終わるのかもしれません・・・。
友人B「 なんとなく、周りの顔色みながら生きる癖がついちゃった気がする」
そういった友人Bは、高校生でも編入を経験しており、親の転勤で幼少時から2~3年おきに転校していたとのこと。。。新しい環境でなじむために、いろいろ気を遣ってきたのがうかがえます。とても優しい友人で、みんなの嫌なこともすぐに引き受けてくれますが、無理してるかなと思えるところもありました。
転校することでのメリットとデメリットを考えてみました!
転校することでのメリット
☆こどもがいろんな土地での文化にふれることができる
☆家族が離れずに母子家庭にならずにすむ
☆友人関係でうまくいかなかったときにリセットすることができる
☆日本全国あちこちに友達がいると前向きにとらえることができれば広い視野をもてる
転校することでのデメリット
☆新しい学校に慣れるまでストレスを抱える期間がある
☆一生の友人になれるかもしれなかった親友と別れなければいけない
☆同級生と同じ経験を重ねてこれなかったという寂しさをもつことがある
☆友人同士グループ化している学年での転校の場合、グループにうまくはいれないこともある。
まとめ・・・
メリットもデメリットもまだまだ、いろいろあると思います。いじめなど友人関係の悩みが深かった場合、転校することが転機になることも多いでしょう。しかし、逆に友人関係、学校生活が順調であった場合の転校は、とても辛いものになります。
一般的にこうだという、情報を集めるのも大事ですが、 結局のところは、外交的か内公的かなど、子どもの性格にもよるところが大きいので、一概にはいえません。我が家はこども二人の性格や、転勤のスパン、お互いの実家までの距離、定住先の教育環境などを考えてタイミングを決めました。
転勤生活が終わった寂しさもあるのですが、やはり子どもの年齢があがるごとに、転校してなじむまで子どもたちがイライラしていたり、緊張したりと不安定な期間が続くのは、「もったいない」と考えました。慣れ親しんだ学校での生活をのびのびと過ごして欲しいなと思います。
家の購入に至った記事もよろしければご覧ください。