1960~1970年代 に化粧品に含まれる鉱物油が原因で黒皮症を発症するということが社会問題としてあったという事実を知りました。もちろん、今はどこの化粧品メーカーも純度の高い鉱物油をつかっているためそのような健康被害はおきていません。
ですが、そうしたことを知ってからシャンプーや日用品などできるだけ身体や環境に良いものを選びたい!という思いが強くなりました。今、私が選んでいる化粧品やそこに行きつくまでの紆余曲折について今日は書いてみたいと思います。
月に数千円~数万円を化粧品代に費やしていた独身時代
夫と結婚する前、化粧品はデパートや大型商業施設のコスメコーナーのお姉さんから購入していました。どのような商品を買ってよいかわからないので、美容部員のお姉さんに相談すると席に促され、基礎化粧品でのお肌のお手入れからメイクアップまで説明しながらしっかりしていただきます。
美容院のお姉さんの美しいこと!メイクをしてもらい気分もあがり、心もリフレッシュ。花の(?)20代。惜しみなく化粧品代に費やしていました。振り返ると毎月の金額は数千円~数万円。今では信じられない金額でしたね。でも、その時は「出費はかかるけどこのくらいかかるのが普通なんだろうな」くらいにしか思っていませんでした。
結婚してから、化粧品の質や金額は適正なのか疑問をもつように
結婚して夫に家計をまかされるようになりました。そうすると、自分だけのお金ではないため本当にこの金額は見合ったものなのか?と考えます。 また、化粧品について書かれた書籍で黒皮症の問題が起きた当時、全ての成分を表示していなかった化粧品メーカーが多いという事実を知りました。
ちなみに、国が法令で全成分表示を義務づけたのはそうした社会問題がおきてから30年以上もたつ2001年になります。
今は化粧品の成分を気にして購入されているかたも以前よりずっと増えてきています。しかし、こうした世間の関心が高まる以前から正直に全成分表示し、適正な価格で販売していた化粧品メーカーはかなり限られています。
「高いもののほうが良いもの」という価値観をもっているかたもいるかもしれません。ですが、成分表示もされていない状況で、化粧品メーカーを信じてよいものでしょうか。
化粧品を調べて私が行きついたのはハイム化粧品とちふれ
色々と調べて私が当時選んだのは「ハイム化粧品」でした。自社工場での生産、疑わしい成分は一切配合しないといったポリシーも素敵です。使い勝手もよく、安心して使えます。
購入できる実店舗は限られており、生協などでの注文販売で私は購入していました。とても気に入っていたのですが、2007年頃に倒産して入手ができなくなりました(今は再建して新しくハイム株式会社が設立して入手できるようになりました)
入手が難しくなった時期に私が購入したのは「ちふれ」です。こちらも、ハイム同様に国が全成分表示を義務付ける以前から成分表示をしています。無香料、無着色で良心的な価格でドラックストアでも簡単に手に入ります。
高い化粧品=いい化粧品 ではない
ちふれの化粧品のように安いのは粗悪な化粧品だからではないか?と疑いたくなるかたもいるかもしれません。しかし、「少し高い金額を払ってでも美しくなりたい」という消費者の心理につけこんで不当に金額を釣り上げていたり、広告宣伝費のために商品金額があがっているということはないでしょうか。
60歳になる職場の先輩がとってもお肌がきれいだったので、「何の化粧品を使っているんですか?」ときいたことがあります。 「私はこれ一本だけだよ」といって、ハイム化粧品のクリームをみせてくれました。おそらく、日焼け止めの成分配合の乳液のようなものだったと思います。
「あとは、たまに出かけるときにおしろいすることもあるかな」と。
普段はファンデーションなしでしたが、とってもきれいな肌で口紅だけされていたのが印象的でした。シミもなくツルツルとした白い透き通る肌です。「あれもこれもと何重にも塗らないほうがいいよ(笑) シンプルが一番」とのこと。
また、70代近くのかたでとても透き通った肌のかたにもきいたことがあります。そのかたは「昔から日焼け止めだけなの」とのこと。
今、わたしが使っている化粧品
今、私が使っているのはちふれの「オールインワンジェル」「BBクリーム」「アイブロウペンシル」「グラデーションアイシャドウ」の4種類だけです。 口紅はコロナウイルス感染症の予防のためのマスク生活でほとんど使っていませんね。たまーに、マスカラをする時がありますが。
肌トラブルとは無縁で、お手入れ簡単、家計にやさしく満足度が高いです。今はたくさんのコスメで世の中はあふれています。自分の信頼できる化粧品メーカーやコスメとの出会いを大切にしたいなと思います。