中古住宅購入のメリット・デメリット

住宅購入

我が家は築28年の中古住宅を購入しました。中古といえど、大きな買い物です。実際に購入して感じたメリット・デメリットについてまとめてみたいと思います。

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住宅を購入した経緯

 我が家は転勤族です。こどもの転校を考えたときに、上の子が小学校4~5年生頃までには定住したいと考えていました。定住するとなると、夫は単身赴任になります。私と夫の出身県の中間地点であり、かつて転勤で住んだときに、気候や教育環境、生活の便利さなどから、この地がいいだろうということになりました。

 夫が「ローンを返すためにあくせく働くのは嫌。自分は新築に住みたいというこだわりはない」「いずれ自分の故郷に戻りたい」などと、家をもつことにあまり肯定的ではありませんでした。

 ですが、夫の社宅の賃料が年々あがること、単身赴任で残される家族の賃料は会社がもたないことなど、厳しい条件になったため、「夫が単身赴任中、妻子がアパートを借りて住んだ場合、その賃料を払うことがもったいない」と思い、住宅の購入を検討しました。

中古住宅に決めた理由

私たちが家探しで決めた条件です。

①夫の職場へ30分以内での通勤可能

②教育環境が良いこと

③庭付きの戸建て

④買い物が便利・病院が近くにある

⑤予算は2000万円程度まで

夫の職場は中心部にあり、公共交通機関で30分程度での通勤可能範囲を探すと、安価な物件はマンションになってしまいます。「庭付きの広い家」にこだわると中古住宅になりました。

インターネットで毎日、チェックしていたところ、ちょうど希望にあう物件が見つかりました。週末には物件を実際に見て、ほぼ即決しました。

 中古住宅のメリット

購入してみて感じたメリットをあげてみます。

☆新築だと価格が高くなってしまう地域に住むことができる

購入した家のある住宅地は土地の価格が1700万円~2000万円の地域でした。そこに新築で家を建てると、+2000万円ですね。土地付き一戸建て4000万円の計算です。

ですが、築28年もの中古になると、ほとんど家の価値はなく、土地の価格に+200万円くらいで購入できました。1900万円~2200万円くらいで土地付き一戸建てをもつことができます。

といっても、購入後リフォームをしたのでプラス500万円かかりましたが、それでも新築に比べると格段に安いです。

☆最近は新築建売だと狭小住宅が多いが、中古住宅には広い家が多い

最近の住宅は、建売で販売されている物件をみると以前は1軒建っていた土地を2分割して2軒建てて売られているところもあります。土地の価格が上昇しているため、若い世代が購入しやすくするため土地を狭くして価格を抑えているようです。

間取りをみると1階にリビングダイング、キッチン、お風呂、トイレがあり、2階に小さく区切った部屋が2つくらいという感じが一般的です。

生活するのに階段を登ったり降りたりを頻繁にしないといけない家は使いづらいと思っていました。夫のもともとの理想は平屋でしたが、ほんとうに広い土地がないできないですよね。

中古住宅だと広い家が沢山みつかります。

☆リフォームやリノベーションで好みの家にすることができる

アイデアや工夫次第で、自分好みの間取りに変更することができるため、それも面白いんじゃないかと思いました。

 実際、我が家はキッチン・リビング・ダイニングと3つの部屋で区切られていた部分の壁を取り払い、20畳の広めのリビングダイニングにリノベーションしました。キッチンもオープンキッチンにしました。床材やクロス、キッチンなどの設備を選ぶ作業は楽しかったです。

☆もし、売らなければいけない状況になったとき新築より痛手が少ない

新築でも購入した直後から、値下がりがはじまります。たまたまご近所トラブルに巻き込まれたり、住んでみたらもっと違う地域に住みたくなったなどといった場合もあるかもしれません。売却時に土地の価格が大きく変わらない限り、損失は少なくなります。新築で購入して夫婦の離婚や転勤で売却しても、ローンはまだまだ残るという悲しいパターンもあるようです。

中古住宅のデメリット

リフォーム費用が思いのほか高額

購入するときに、リフォームする部分を想定してしっかり計算していれば別ですが、我が家のように住んでみてから「あ、ここ直したい。ここも・・・」と増やしていくと想像していたより高くなってしまったということがあります。クロスの交換だけなら、さほどかかりませんが、我が家は壁を取っ払ったり、在来工法のお風呂をユニットバスにしたりと、いろいろやったので500万円かかりました。

築年数によっては住宅ローン控除が受けられない

おそらく中古住宅の購入というと、築20年以内までの物件を探す方が多いので、問題ないと思いますが、住宅ローン控除は築年数が規定の年数以内であることが条件になっています。

我が家は築28年の物件だったので該当しません。

住宅ローン控除を受けるためには新築も中古も条件があるので、制度の利用を考えている方は確認したほうがよいです。

まとめ

デメリットを探してみたのですが、まだ住んで1年ちょっとのせいかあまり見つかりませんでした。三井のリハウスで購入したのですが、「360度サポート」というサービスを三井のリハウスでは展開しており、購入後2年間の住宅の不具合は対応してもらえるという安心感がありました。なんでもかんでもサポートしてくれるというわけではないですが、先日もお風呂の追い炊きができないと電話をしたらすぐに対応してもらえました。

 購入したら欠陥住宅だった!というのは嫌ですよね。そういう意味では購入前にしっかりと住宅の状況を報告してもらえたのも安心でしたよ。

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